初めてのブライダルフェアは、何を持っていけばいいのかも分からないまま当日を迎えます。式場からは資料が届き、まわりからは「早く決めたほうがいい」と言われる。何から手をつければいいのか迷ってしまいますよね。
私は、行く前に決めておくことは5つだけだと考えています。当日その場で考えようとすると、式場のペースで進んでしまうからです。
みーまま見学の日に落ち着いていた方は、だいたい先に5つを決めてから来ていました。
この記事では、行く前に決める5つと、当日に渡される見積もりの読み方をまとめます。私はブライダル業界歴8年、接客100組以上を担当してきました。式場側から見えていたことを書きます。
ブライダルフェアの前に決める5つ
ブライダルフェアの前に決めるのは、次の5つです。当日の流れは式場が作るので、決めていないことはその場で決まってしまいます。
見学は2件ぶん日を分ける
1日に2件入れないでください。ブライダルフェアは、試食や見積もりの説明まで入ると半日かかります。
私が式場側にいたとき、午後に予定がある方は見積もりの説明を最後まで聞けませんでした。聞けないまま帰ると、金額の意味が分からないまま比べることになります。日を分けて、1日1件にしてください。
出せる上限を先に決める
見学の前に、ふたりで出せる金額の上限を決めておいてください。当日に聞かれたときへの備えです。
上限が決まっていないと、式場から出てきた見積もりが基準になります。先に自分たちの数字を持っているかどうかで、話の主導権が変わります。
伝える金額は、総額ではなく「自分たちで出せる金額」です。ご祝儀で戻る分があるので、総額と手出しは別の数字になります。
人数はざっくりで構わない
呼ぶ人数は、10人単位で構いません。正確な人数は、見学の段階では決まっていなくて当たり前です。
料理も飲みものも引き出物も席次表も、すべて人数×単価です。人数が違うと、金額を比べても意味がありません。
複数の式場を比べるなら、同じ人数で出してもらってください。「70名で出していただけますか」と先に伝えれば、どの式場も同じ条件で並びます。
契約はその日にしない
「今日は決めません」と、行く前にふたりで約束しておいてください。当日に判断すると、比べる相手がいない状態で決めることになります。
私が式場側にいたころ、その日のうちに決める方と、3件見てから戻ってくる方に分かれていました。戻ってこられた方は、ほぼ全員が同じことを言っていました。「1件目がいちばん良かった気がする」。
比べたから分かることがあります。1件目で決めてしまうと、その比較ができません。
ひとりで行かない
見学には、必ずふたりで行ってください。ひとりだと、その場で答えを求められたときに持ち帰れません。
どうしてもひとりになるなら、「持ち帰って相談します」と最初に伝えておいてください。最初に言っておくと、当日の空気が変わります。
式場側が見学の日に見ているもの
式場の担当者は、見学に来た方の状況を見ています。悪意があるわけではなく、決めてもらうための材料を探しているだけです。
みーまま私も担当していたころ、この3つは必ず確認していました。
何件目かを必ず聞かれる
「他はどちらを見ましたか」は、ほぼ必ず聞かれます。1件目だと分かると、その日のうちに決めてもらう方向で話が進みます。
嘘をつく必要はありません。「まだ比べている途中です」と答えれば十分です。
予算より人数を先に聞かれる
人数を先に聞くのは、見積もりの土台が人数で決まるからです。人数が分かれば、そこから金額を組み立てられます。だからこそ、人数を自分たちで決めてから行く意味があります。
迷っている理由を探される
「何が決め手になりますか」と聞かれたら、迷っている理由を探されています。迷っている理由が分かれば、その部分を埋める提案ができるからです。
正直に答えて構いません。ただ、答えた内容がその日の提案に反映されることは知っておいてください。
ブライダルフェアで渡される見積もりの読み方
当日いちばん時間を取られるのが、見積もりの説明です。金額だけ見ても判断できないので、見る場所を3つに絞ってください。
最初の見積もりは最安の組み合わせ
最初に渡される見積もりは、いちばん安い組み合わせで作られています。意地悪ではなく、そうしないと比べてもらえないからです。
装花も料理もドレスも、たいてい一番下のランクが入っています。打ち合わせで写真を見て「これがいい」と言った瞬間に、そこから上がります。
私が見てきた中では、初回の見積もりから最終的に100万円ほど上がる方が多かったです。
見学のときに、こう聞いてください。「この見積もりは、どのランクで作られていますか」。
一式の行は中身が未定
「装花一式」「音響一式」と書かれた行は、中身が決まっていないことがほとんどです。中身が決まっていない項目は、打ち合わせで選んだぶんだけ上がります。
その場で「この一式には何が何個入っていますか」と聞いてください。答えがすぐ出ない項目は、あとから動きます。
数と金額を聞いても、その内容で足りるかどうかは判断できません。足りるかどうかは、写真で見せてもらうのが早いです。「この見積もりと同じ内容で挙げた方の写真はありますか」と聞くと、差がはっきり出ます。
サービス料は合計にかかる
サービス料は、料理も飲みものも装花もすべて足したあとの合計にかかります。私がいたところは10%でした。
料理が税込表記でも、サービス料は別になっていることがあります。「税込だから安心」とはなりません。見積もりをもらったら、「この金額に、サービス料は含まれていますか」と聞いてください。
見積もりが安く見える仕組みは、ブライダルフェアの見積もりはなぜ安い?に詳しくまとめています。
その場で答えなくていい3つの質問
見学の終盤には、その日に決めてもらうための質問が来ます。どれも答えを保留して構いません。
- 持ち帰って相談します
- 今日は決めないと決めてきました
- 他を見てから、また連絡します
今日決めると安くなるという話
「本日中でしたら」は、私もよく使っていた言葉です。その日に決めてもらうための言葉です。
他の式場を見に行かれると、戻ってこない方が多いからです。式場側の都合であって、あなたの都合ではありません。
その日だけの条件だと言われても、持ち帰って構いません。
仮予約だけという誘い方
「仮予約だけでも」も、よく言っていました。仮予約は契約ではないので、断りにくくなっています。
ただ、仮予約を入れると、その式場を押さえた状態になります。押さえたあとで断るほうが、当日その場で断るより気を使います。仮予約をするなら、期限とキャンセルの条件を先に聞いてください。
他はどこを見たかという質問
何件目かを確かめる質問です。正直に答えても不利にはなりません。
「まだ比べている途中です」と答えるだけで、その日に決める前提の話は少し弱まります。断り方のセリフは、ブライダルフェアの断り方にまとめています。
見学が終わったその日にやること
見学の記憶は、3日たつと混ざります。帰ったその日のうちに、3つだけやってください。
写真を撮って残す
会場の写真だけでなく、見積もりの紙も撮ってください。あとで比べるときに、金額と条件がセットで残ります。撮っていいか迷ったら、担当の方に聞けば大丈夫です。
聞けなかったことを書き出す
その日に聞けなかったことを、忘れないうちに書き出してください。次の式場で同じ質問をすると、答えの違いがそのまま比較材料になります。
持ち込み料、サービス料の率、担当者が当日まで同じかどうか。この3つは聞き漏らしやすい項目です。
次の式場の予約を入れる
1件目が終わったその日に、2件目の予約を入れてください。間が空くと、1件目の印象だけが残ります。
ただ、式場を自分で探して予約を入れ続けるのは、思っているより手間がかかります。空き状況を調べて、フォームを埋めて、日程を調整する。それを何件ぶんも続けることになります。
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ブライダルフェアのよくある質問
ブライダルフェアは何件まわればいいですか?
3件が目安です。1件しか見ていないと、その見積もりが高いのか安いのかを判断できません。比べる相手がいないからです。
1件目だと正直に言っても大丈夫ですか?
大丈夫です。1件目だと分かると、その日に決めてもらう方向で話は進みます。ただ、嘘をつくと特典の条件と食い違うことがあります。
ブライダルフェアの服装に決まりはありますか?
手持ちの服で問題ありません。詳しくはブライダルフェアの服装にまとめています。
見積もりはその日にもらえますか?
もらえます。もらったら、人数と「一式」の行と、サービス料の3か所を先に見てください。
ひとりで行っても平気ですか?
行けます。ただ、その場で答えを求められたときに持ち帰りにくくなります。最初に「持ち帰って相談します」と伝えておいてください。
まとめ|ブライダルフェアは準備で決まる
ブライダルフェアで後悔するかどうかは、当日ではなく行く前に決まります。決めておくのは5つだけです。
- 見学は2件ぶん日を分ける
- 出せる上限を先に決める
- 人数はざっくりで構わない
- 契約はその日にしない
- ひとりで行かない
当日は、見積もりの3か所だけを見てください。人数、「一式」の行、サービス料です。金額の合計は、その3つが分かってから意味を持ちます。
そして、その日のうちに次の予約を入れてください。比べた数だけ、選べる幅が広がります。
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